ボーダーライン

日曜に強風の中観てきたぞ！

この邦題好きだなー、何重にも意味がかかっている気がする。

ベニチオ・デル・トロのお顔がサンドウィッチマンの富澤さんに似てる！と途中でひらめいて回路がつながってからはいつ伊達さんが出るかな……と頭の片隅で思ってしまいダメでした。好きな顔ですね……。

顔はともかくお話もよかったです。最初の劇的ビフォーアフター蝋人形の館編みたいなところが一番画面的にはエグかった（あんなところに住みたくない！）けど、画面のエグさとお話のしんどさが別にあるのでインパクト重視でいかなくてもじゅうぶんおもしろかった。こういう女性主人公は納得いかない！ってキャンキャンかみつくパターンよくあるしどうかな…とちょっと不安だったけど、そういう問題じゃなかったし、彼女と相棒が「普通」の視点を保ったままなのでバランスがとれていたと思う。まあとにかくベニチオ・デル・トロの存在感がよかったよ……。役者さんの名前がいつも覚えられないんだけど今回は富澤さんに紐づけられたので覚えられたはずだ！たぶん！耳に指入れられたくない！

あとは音楽が重く低く響くので、緊迫感や圧迫感につながっていてよかった。前面に出るのではなくあくまで劇伴に徹していて、なんというか縁の下の力持ちみたいでシブいし、特に終盤は暗視スコープ画面と合わさってゲームの演出のようで没入感があった。そこまで行っちゃうんだ！？ひとりで！って思ったけど原題からしたら納得ではある。

万人に絶対おすすめ！とは言わないけれど、タイミングやチャンスがあったら観てほしいな～。キングスマンみたいなバカハッピーじゃないが花火もあるぞ。